kokoro-zの日記

心のうちを曝け出す。

【書評】起業がうまくいった人は一年目に何をしたか? 新井一

起業がうまくいった人は一年目に何をしたか? 新井一

 

読書回数

1回

 

要約

①リスクコントロール出来るようにするため「1人ではじめられるか」「つづけられるか」「お金がかからないか」を軸にする。

 

②得意(疑問なく続けているものなど)を言語化してまずは1人のお客を獲得して、後に軌道修正していく。

 

③「好き」で起業するとき辛くなったら「自分が縛っている基準」から一度離れ、起業目的を思い返す。

 

④どうしても前に進めないときは、原因追及したり自分を無理に変えようとせず、自然に身をゆだねる。

 

⑤まわりの成功を見過ぎると強みを見失い、情報に興味だけ湧いて目移りすることに繋がる。

 

⑥ファンづくりは自分と価値観(ウマ)の合うお客様とのつながりを増やすことであり、SNSを駆使したアプローチが有効(絶対ではない)

 

⑦起業の土台となる「目的」をポジティブとネガティブに分けて2種類もって動機付けにしよう。

 

⑧「ないもの」ではなく「自分にあるもの」を観ることで時間とコストをかけず、よりスピーディーに起業に繋げることができる。

 

⑨結果を早く出すには→①売れているものを売る②仕入れて売る③自分独り&客独り。

 

⑩長続きするビジネス条件→①少固定費②オンライン主体③高利益率④無在庫⑤定期収入型

 

所感

起業しようとする人、起業が上手くいかない人のマインドセットを整え、正しい行動へ導いてくれる良書。情報過多によって混乱したり、まんまと甘い話にのって失敗した人は刺さるに違いない。とはいえ、地に足を固め「自分ひとりで、出来ることからやる」という、しごく当たり前のことがつらつらと書かれているだけだ。ただ恋は盲目とあるように、起業もおなじ。実際の失敗談をはさみながら説明してくれるため、どの章を読んでも深い共感と納得感を得られる。前半は主にメンタル面、後半は実践部分に触れているため、起業に対するモヤモヤが解消されてスっと知識が入りやすいのも良い。起業1年目のみならず、実行し続けるなかで何度も初心に立ち戻れる名著と言えよう。

 

質問

なし

 

実践